去年の7月20日
私が小学校の時に文通相手としてお友達になった、
親友のSちゃんが亡くなりました。
生きていれば、今36歳です。
文通から始まったんですが、Melodyで雪まつりや、北海道へイベントで行ったときは、
必ずといっていいほど駆けつけてくれ、
大人になってからは、東京で一人暮らしを始めたので、
よく遊びに行っていました。
旅行するのが大好きで、一人でも海外旅行へサクッと行ってしまうほど。
毎回面白い写真を撮っては送ってくれました。
仕事以外で私が海外旅行に行ったのも、親友Sちゃんでした。
いつでも穏やかに、優しい人でした。
友達になってから弱音を聞いた事がほぼありません。
とても尊敬していました。
手紙というのは、普段うまく話せない事も書くことができたので、
私とSちゃんは日記のように毎日書いてはためておき、
まとめて何十枚って便せんを送る事もありました。
メールで連絡がとれるような世の中になりましたが、
それでも、たまに手紙のやりとりはしていました。
きっと私の事は何でも知っていた人です。
嬉しい事も、悲しい事も、怒った事も、全て知っていた人でした。
もうすぐ彼女が亡くなって1年がたとうとしています。
未だに信じられず、メールを送れば返事がくるような気がしています。
電話もかかってくるかもしれません。
おばあちゃんが亡くなる、、、とかとはまた全然違う悲しみが襲ってきました。
なんなんだろう、、うまく言えないけど、、、。
泣いても泣いても本当に足りない。
私はもっと彼女にやってあげれる事があったんじゃないかなって、今だに悔やんでいます。
「おばあちゃんになっても、お茶飲みながら笑ってようね」って話していたのに。
もう、出来なくなっちゃった。
そんな彼女は、私がアコースティックライブを始めた時も見にきてくれていました。
「今度はどんな曲歌うの?」Melodyの時からずっと応援してくれていました。
アコースティックライブ田中珈琲店で、ライブ中に曲を作りました。
鼻歌で出来た曲の一部は、Bメロのような雰囲気。
Sちゃんを想って曲を作りたいな。
いつのまにかそう思うようになりました。
そうしたら、編曲の鈴木さんから「元気?」って連絡が。
これは、とてつもない縁だ!!と、鈴木雅也さんにご協力いただいて、
一緒に大切な曲を作ってもらう事ができました。
新曲「フレンズ・アゲイン」今日配信開始しました。
https://itunes.apple.com/jp/album/furenzu-agein-single/id875938072
本当にこの曲は沢山の人達に届くといいなと心から願っています。
どうか、聴いてください。
よろしくお願いします。
初めて会った日は なんか照れちゃったけど
すぐに分かったのは 気が合うなぁって事
二人だけがわかる 笑いのツボだった
変な柄の服を着て遊んだねw
もう一度だけ会いたいなんて嘘、何度も逢いたい
届いた文字達消さないから
きっと、いつも隣に居るよね そばでずっと見ててね
約束の花火できないまま また夏が過ぎてく
最後にあなたから届いた年賀状
「今年もよろしくね」毎回同じ文w
辛いはずなのに 隠す人だから
弱さ見せて欲しい何度も思った
もう一度だけ会いたいなんて嘘、何度も逢いたい
望みを何でも聞いてくれたね
そういえば次の旅行の約束 決めてないから
電話番号残したまま かかってこないけれど、、、
もう一度だけ会いたいなんて嘘、何度も逢いたい
怒った顔だって見たかったのに
きっと、いつも隣に居るよね そばでずっと見ててね
約束の花火できないまま 今頃元気かな?
最後に病室で「またね」って言ったのは
「今までありがとう」なんて、言いたくなかったから、、、
作詞:田中有紀美 作曲:田中有紀美/鈴木雅也 編曲:鈴木雅也
ジャケット写真 アートディレクター 田中有紀美 デザイナー 大嶋慎一郎